大日本帝国
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石油




原油生産量の国際比較(単位:万トン カッコ内は全世界にしめる割合)

1930年 1935年 1940年 1945年
日本 28.3 (0.16%) 31.4 (0.14%) 30.0 (0.11%) 22.0 (0.07%)
アメリカ 12311.7 (69.5%) 13461.5 (67.0%) 18286.7 (69.8%) 23157.5 (69.5%)
ヴェネズエラ 2010.9 (11.3%) 2203.9 (11.0%) 2749.7 (10.5%) 4634.1 (13.9%)
イラン 603.6  (3.4%) 760.8  (3.8%) 876.5  (3.3%) 1710.8  (5.1%)
インドネシア 553.2  (3.1%) 608.2  (3.0%) 793.9  (3.0%) 97.6  (0.3%)
メキシコ 566.2  (3.2%) 580.7  (2.9%) 627.1  (2.4%) 618.7  (1.9%)







日本の石油備蓄量の推移(単位:万バレル)

原油 精製品 合計
1937年 1047 3260 4306
1938年 1247 3189 4436
1939年 2024 3116 5140
1940年 1990 2968 4958
1941年 2086 2804 4889
1942年 1235 2588 3823
1943年 684 1849 2533
1944年 235 1146 1382
1945年 20 475 495







日本の石油輸入量、生産量の推移(単位:万バレル)

原油 精製品
輸入 生産 合計 輸入 生産 合計
1937年 2032.1 247.0 2270.1 1665.1 1257.3 2922.4
1938年 1840.4 246.5 2086.9 1404.4 1314.2 2718.6
1939年 1884.3 233.2 2117.5 1181.8 1198.1 2379.9
1940年 2205.0 206.3 2411.3 1511.0 1080.6 2591.6
1941年 313.0 194.1 507.1 524.2 1599.7 2123.9
1942年 814.6 169.0 983.6 237.8 1667.4 1905.2
1943年 984.8 181.4 1166.2 465.2 1616.7 2081.9
1944年 164.1 158.5 322.6 333.4 961.5 1294.9
1945年 0 80.9 80.9 0 193.3 193.3








普通揮発油の各分野における消費量の推移(単位:万バレル カッコ内は全体に占める割合)

陸軍 海軍 民間 合計
1940年 125.8 (16.0%) 28.3 (3.6%) 632.3 (80.4%) 786.4
1941年 126.0 (39.5%) 34.5 (10.8%) 158.3 (49.7%) 318.8
1942年 109.6 (45.3%) 37.6 (14.2%) 107.0 (40.5%) 264.2
1943年 103.1 (40.8%) 44.7 (17.7%) 104.9 (41.5%) 252.7
1944年 90.7 (64.1%) 25.2 (17.8%) 25.7 (18.1%) 141.6
1945年 37.7 (65.3%) 9.4 (16.3%) 10.6 (18.4%) 57.7


重油の海軍と民間における消費量の推移(単位:万バレル カッコ内は全体に占める割合)

海軍 民間 合計
1940年 522 (77.6%) 145 (20.9%) 673
1941年 654 (86.4%) 90 (11.9%) 757
1942年 1082 (89.0%) 124 (10.2%) 1216
1943年 937 (78.9%) 240 (20.2%) 1187
1944年 767 (84.5%) 140 (15.5%) 908
1945年 182 (83.1%) 37 (16.9%) 219


ディーゼル油の各分野における消費量の推移(単位:万バレル カッコ内は全体に占める割合)

陸軍 海軍 民間 合計
1940年 37.7 (3.7%) 56.6 (5.6%) 925.2 (90.8%) 1019.5
1941年 54.7 (7.9%) 94.4 (13.6%) 546.3 (78.6%) 695.4
1942年 86.7 (16.9%) 100.7 (19.7%) 324.4 (63.4%) 511.8
1943年 103.3 (18.8%) 103.3 (17.2%) 374.8 (62.3%) 601.4
1944年 86.9 (29.7%) 59.7 (20.4%) 146.0 (49.9%) 292.6
1945年 15.1 (29.1%) 20.7 (38.1%) 20.7 (35.8%) 57.8


航空用揮発油の各分野における消費量の推移(単位:万バレル カッコ内は全体に占める割合)

陸軍 海軍 民間 合計
1940年 57.2 (44.4%) 62.9 (48.9%) 8.6 (6.7%) 128.7
1941年 104.4 (51.5%) 100.6 (45.3%) 7.3 (3.3%) 222.3
1942年 195.0 (51.0%) 182.4 (47.7%) 5.2 (1.4%) 382.6
1943年 264.9 (51.0%) 251.6 (48.5%) 2.5 (0.5%) 519.0
1944年 238.4 (49.9%) 239.0 (50.0%) 0.2  (-%) 477.6
1945年 34.0 (41.6%) 47.8 (58.4%) - 81.8








南方石油生産の日本への輸送量、および現地消費・滅失の推移

生産量 日本の取得量 南方消費・滅失
1940年 6510万バレル - -
1942年 2594万バレル 1052万バレル 1542万バレル
1943年 4963万バレル 1450万バレル 3513万バレル
1944年 3693万バレル  498万バレル 3195万バレル
1945年  655万バレル  655万バレル

1943年までに南方石油の日本への輸入量は増大して、30年代のアメリカからの輸入量の三分の一にまでなったが、シーレーンの壊滅とともにすぐさま途絶えてしまった。








日本の人造石油の生産量の推移

生産量(年産)
1937年   3.1万バレル
1938年   6.9万バレル
1939年  13.5万バレル
1940年  15.0万バレル
1941年 122.2万バレル
1942年 150.1万バレル
1943年 104.8万バレル
1944年 122.9万バレル
1945年  18.0万バレル
合計 556.5万バレル

 「ちなみに比較的、人造石油の工業化に成功したドイツの場合は、1937年の時点で日産7.2万バレル、1943年の時点で日産12.4万バレルで、大戦全期間を通じて航空用燃料のほぼすべてを人造石油でまかなっていました。なお、日本の人造石油の生産量ですが、最大の年産量は70万バレル程度であるという資料もあります。」

 「それと旧軍の代用石油といえば、松の木の根っこを掘り出して作る松根油(しょうこんゆ)が有名ですが、1945年6月に月産7万バレルを記録した松根油は、精製上の難点は解決されなかったようで結局終戦まで航空機用に使われた形跡はありませんでした。終戦後、アメリカ軍が試験的にジープでその燃料を使ってみると、数日にしてエンジンが止まってジープはスクラップになったそうです。」